技術開発室は先進技術や国際標準の調査分析を行い、顧客や他部署の技術課題に対してソリューションの提供を担っている部署です。私はその部署でコアテクノロジーマネージャとして、DNNや暗号分野の研究開発を行っています。なりすまし検知の開発、画像処理アルゴリズムの実装、Verifiable Credentialsに関するデモ開発、特許化など、難易度の高い課題に向き合うことにやりがいを感じますし、そうした課題をひとつずつクリアしていくことで目標が達成され、成果が社会貢献につながっていることにとても満足感を得ています。

小さい単位でサイクルを回す、アジャイルな仕事の進め方が私のこだわりです。チームメンバーはそれぞれ違う強みを持っています。そうした知見を持ち寄り、小さく素早くサイクルを回して成果を積み上げていくことが大切だと考えています。特にプロジェクトの初期段階では、なるべく小さい単位で成果物を作成して、チームで共有し、方向性を修正していきます。そうすることで、進捗も見えやすく、手戻りも少なくなり、結果的にゴールに早くたどり着けるのではないでしょうか。

とにかく新しい技術を習得する機会が多いことです。「これを試してみたい」と思ったら、必要な機材やツール、実験できる環境がすぐに用意できます。
プロジェクトでは一人ひとりがカバーする範囲が広いので、正直大変な部分もありますが、お互いサポートしやすい関係が作れているので大変さよりもやりがいの方が大きいです。
男性でも育児休暇を取りやすい環境が整っているのも魅力です。私も実際に取得しましたが、周りの理解もあって、子育てと仕事を無理なく両立できています。
頑張った分はきちんと評価してもらえていると感じますし、それがモチベーションにもつながっています。