カードの券面上に記載されている情報を目視するだけでは、偽造を見抜くことは不可能です。なりすまし等による犯罪は後を絶たず、手口も悪質・巧妙化しています。また超過滞在の状態の外国人を就労させた、在留資格では認められていない仕事をさせたとして、企業や雇い主側が出入国管理及び難民認定法違反(不法就労助長罪)の疑いで警察の捜査を受けるケースが相次いでいます。
本人確認書類の真正性を確認するためには、ICチップ内に記録された情報を確認する必要があります。「IDさくさく」では、管轄省庁等より提供される最新の検証用データを利用して、在留カード・運転免許証・マイナンバーカードの署名検証を行っています。「電子署名が付与された電子データが改ざんされていないこと」「電子証明書が有効であること」「電子証明書の信頼性が確認されていること」などを検証し、カードの改ざん・偽造チェックを行っています。
「IDさくさく」は公的身分証明書のICチップ内に記録された情報と、カードの券面上に記載されている情報を確認することができます。公的身分証明書を市販のICカードリーダにかざすだけ。かんたん操作で、本人確認業務をさくさく処理できます。本人確認業務はご利用者様に負担をかけないよう、時間をかけず効率的に行うことが大切です。「IDさくさく」は、各種確認業務の効率化やコスト削減を実現します。
入館管理局より公開されているICチップ読取仕様に基づき、在留カードのICチップ内に記録された情報を読み取り、画面に表示します
ICチップ内に記録された情報を読み取って画面に表示し、券面記載情報とかんたんに比較することができます
読み取ったICチップの情報は、印刷またはCSVファイルで管理できます
公的身分証明書別、ICチップの読み取り項目はこちらをご確認ください
IDさくさく製品には「IDさくさく2Lite」「IDさくさくStandard」があります。機能の違いについては、下記「機能比較表」をご参考にしてください。
2Lite | Standard | ||
持参人が個人情報の提示範囲を指定する「プライバシー保護モード」 | × | 〇 | |
「デスクトップ向け Power Automate」との連携機能 | × | 〇 | |
公的身分証明書 | 在留カード | 〇 | 〇 |
運転免許証 | 〇 | 〇 | |
パスポート | 〇 | 〇 | |
マイナンバーカード | 〇 | 〇 | |
特別永住者証明書 | 〇 | 〇 | |
機能 | ICチップ内に記録された情報を読み取り、読み取り結果を画面に表示 | 〇 | 〇 |
読み取ったICチップ内の情報を印刷 | 〇 | 〇 | |
読み取り結果に個別メモを登録 | × | 〇 | |
読み取り結果をCSVファイルに保存 | × | 〇 | |
ICチップ内の格納画像(顔画像、券面画像)を画像ファイルとして保存 | × | 〇 | |
運転免許証記載のすべての情報を読み取り | △(*1) | 〇 | |
券面IC画像より在留資格、就労制限の有無、有効期限を画像で抜粋し画面に表示 | 〇 | 〇 | |
券面IC画像より氏名、生年月日、性別、住居地、国籍・地域を画像で抜粋し画面に表示(*2) | × | 〇 | |
在留カードおよび特別永住者証明書の「在留カード等番号」の自動入力(*3) | × | 〇 | |
USB接続スキャナで現物券面の画像取得機能 | × | 〇 | |
パスポートリーダ連携機能 | × | 〇 | |
有効期限「残り〇〇日」「期限切れ」項目の警告表示機能 | 〇 | 〇 | |
在留資格の警告表示機能(在留カード) | × | 〇 | |
外字が含まれる当該項目を画像表示(運転免許証)(*4) | × | 〇 | |
対応プラットフォーム | Windows10/11 (.NET Framework4.0 以降) |
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ソフトウェアライセンス価格(*5) | 24,000円(税抜) | 60,000円(税抜) | |
保守サービス | あり | あり | |
年間保守サービス価格(*6) | 2,400円/年(税抜) | 7,500円/年(税抜) |
(*1)「IDさくさく2Lite」では「本籍」「免許の条件」は読み取りません
(*2)動作設定画面にて「在留カード読み取りオプション」項目を「出力する」と選択した場合に、読み取り結果画面に出力されます
(*3)動作設定画面にて「接続機器」の「スキャナ」項目から使用するスキャナを設定した場合に、読み取り画面で券面スキャン画像から「番号No.」を自動入力します
(*4)「IDさくさく2Lite」「IDさくさくStandard」ともに、IC読み取り結果表示部分に「外字」があった場合、当該文字を「●」と表示します
(*5)パソコン1台につき1ライセンスとなっております
(*6)ソフトウェアライセンス1つに付き1ライセンス。サービスの内容につきましては「年間保守サービス」をご確認ください
IDさくさくStandardでは、在留カードおよび特別永住者証明書の「在留カード等番号」を自動入力をすることができます。スキャナに在留カード、もしくは特別永住者証明書を設置し、[スキャン/自動入力]ボタンをクリックします。OCR(*)を使用して券面画像から取得した「在留カード等番号」が、画面中央の「番号No.」テキストボックスに自動入力されます。
(*)画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換する光学文字認識機能。券面スキャン画像から取得した「番号No.」を自動入力しています。
※ 事前にスキャナを準備し、パソコンに接続・設定しておく必要があります。
※ 動作検証済みのスキャナはこちらをご確認ください。
対応OS:Windows 10,11(.NET Framework4.0 以降が必要です)
対応OS:Windows 10,11(.NET Framework4.5.2 以降が必要です)
※ 動作検証済みのICカードリーダ、スキャナ、パスポートリーダはこちらをご確認ください。
価格:1ライセンス 24,000 円(税抜)
価格:1ライセンス 60,000 円(税抜)
※ パソコン1台につき1ライセンスとなっております。
※ 評価・試用目的に限り10 日間無料で全機能をお使いいただけます。購入前に、動作確認をお願いいたします。下記の「体験版・パンフレットをダウンロードする方はこちら」から体験版をダウンロードしてください。
年間保守サービスをご契約いただくことで、1年間ソフトウェアに関するお問い合わせとバージョンアップ版(署名検証用データ更新版の提供(*1)、Windowsバージョンアップ対応、機能追加、身分証仕様更新対応など)をご利用いただけます。保守契約がない場合、バージョンアップ版は有償でのご提供となります。
(*1)「署名検証用データ更新」について
在留カード、運転免許証、マイナンバーカードの署名検証機能には、管轄省庁等より提供される検証用データを利用しています。これらの検証用データは不定期に更新されるもので、新しい検証用データを利用していない場合、正しい検証が行うことができなくなります。検証用データが更新された場合には、IDさくさくのバージョンアップとしてリリースいたしますので、継続的にIDさくさくをご利用になられる場合には年間保守サービスへのご加入をお勧めいたします。
関連FAQ:[古いバージョンを使い続けることはできますか]
ライセンス購入時にのみご加入いただけます。後日、ご加入いただくことはできません。ただし、2019年9月30日までにライセンスをご購入されたお客様は、ライセンス購入時ではなくても年間保守サービスにご加入いただけます。年間保守サービスのご契約については、下記の「お問い合わせ」リンクからメールにてお問い合せください。
価格:1ライセンスあたり 2,400円/年(税抜)
価格:1ライセンスあたり 7,500円/年(税抜)
2019年10月以降は、年間保守サービスをご加入いただかないお客様で、ソフトウェアのバージョンアップを行いたい場合は、ライセンス価格50%でバージョンアップ版をご購入いただく必要があります。
IDさくさく2Liteの場合
価格:1ライセンス 12,000 円(税抜)
IDさくさくStandard場合
価格:1ライセンス 30,000 円(税抜)